麝香猫(ジャコウネコ) (Paradoxurus hermaphroditus)(イタチ科の動物)は種によって様々な形態を持ちますが、一般にネコに似た外見をしています。ジャコウネコの分泌物は香水にも使われることで有名ですが、彼らの体内酵素がコーヒーに作用しコーヒーチェリーとあいまって独特の香りと味を生み出します。 ジャコウネコは完熟した実を選んで食べるうえ、体内で外皮だけを消化し、豆になる部分を排出します。また、ジャコウネコの腸内の消化酵素の働きや腸内での発酵によってコーヒーにその独特の香味が加わり、コーヒーの苦みが消え、柔らかな独特の味が醸し出されます。 アポロン農園で、飼育されている257匹のジャコウネコ(ベトナム飼育認証取得)は、有機栽培の野菜と完熟のコーヒーチェリーを与えられ、専門の検査員が丁寧にかつ、厳しく健康状態をチェックしています。 つまり、「日育徳養のコピ・ルアック」は、珍貴の一品と言えます。
アポロン農園(Apollo)は、最高品質のコーヒーの生態系を守りながら栽培することを趣旨にしている農園です。真赤に熟した実は一粒一粒丁寧に摘み取られ、手作業でジャコウネコが餌として食べます。ジャコウネコは好物のコーヒーの実の中でも真っ赤に熟したものだけを選んで食べるので﹑美味しい豆だけを 厳選してくれます。ジャコウネコの腸内で消化されている時﹑酵素がコーヒー豆の蛋白質を消化する為、コーヒーの苦味が減って、味も滑らかになります。また、衛生管理を守るために、アポロンの農場は先進の温室設備を採用しました。 大切なコーヒー豆を温室で乾燥し、特殊な製法で衛生管理も徹底しています。品質を損なわないために、機械選別は行わず、経験あるスタッフが手作業で品質の悪い豆を、1粒ずつ取り除きます。 良質のコーヒー生豆を使用しているので、その味は格別です。